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生理不順や月経量の変化は甲状腺と関係する?

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生理周期が乱れたり、月経量が急に増えたり、反対に少なくなったりすると、婦人科の不調を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、月経は体全体のホルモンバランスの影響を受けて変化します。以前と違う状態が続く場合は、子宮や卵巣だけでなく、体の内側で起きている変化にも目を向けることが大切です。

その中で関係することがあるのが、甲状腺機能の異常です。甲状腺ホルモンが不足しても過剰になっても、排卵や子宮内膜の変化に影響し、生理不順や月経量の変化につながることがあります。特に、月経の変化と体調不良が同じ時期に起きている場合は注意が必要です。

月経が重くなる理由

甲状腺機能低下症では、月経量が増える、出血が長引く、生理周期が長くなるといった変化が起こることがあります。甲状腺ホルモンが不足すると、排卵に関わるホルモンの流れが乱れやすくなるためです。これまでと比べて、月経の負担が急に重くなった場合は、甲状腺の働きも確認したい要素です。

排卵が不安定になると、子宮内膜の厚くなり方や剥がれ方にも影響します。その結果、出血量が増えたり、出血期間が長くなったりすることがあります。月経量が多い状態が続く場合は、貧血にも注意が必要です。だるさや息切れを伴う場合は、早めに相談することが大切です。

月経量が少なくなる理由

甲状腺機能亢進症では、月経量が少なくなる、生理の間隔が空く、出血日数が短くなることがあります甲状腺ホルモンが過剰になることで、代謝が高まり、卵巣に関わるホルモン環境が乱れるためです。急に生理が軽くなった場合も、体調の変化とあわせて見る必要があります。

出血量が少ないと、生理が軽くなったように感じる人もいます。しかし、急な変化であれば注意が必要です。動悸、手の震え、汗の増加、体重減少、眠りにくさなどが重なる場合は、甲状腺機能亢進症が関係している可能性があります。月経量の減少だけでなく、全身の変化も重要な判断材料になります。

生理が乱れる原因

月経は、卵巣だけで起きているわけではありません。脳からのホルモン指令によって調整されています。甲状腺ホルモンが乱れると、この指令系統に影響が出て、排卵が遅れたり、排卵が起こりにくくなったりします。排卵の乱れは、生理周期や出血量の変化として表れます。

特に甲状腺機能低下症では、プロラクチンというホルモンが高くなることがあり、排卵を妨げる原因になります。そのため、生理周期の乱れや無月経、妊娠しにくさにつながることがあります。原因を知ることで、必要な検査や治療に進みやすくなります。

判断の注意点

月経量が増えた場合、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの婦人科疾患が原因になることもあります。一方で、子宮や卵巣に明らかな異常が見つからない場合、甲状腺機能を調べることで原因の手がかりが見つかることがあります。婦人科と甲状腺の両面から見ることで、見落としを防ぎやすくなります。

月経量が少なくなった場合も、ストレスや体重変化だけでなく、甲状腺機能亢進症が関係することがあります。出血量、周期、出血日数、全身症状をあわせて見ることが重要です。月経だけでなく、日常の体調変化も一緒に整理しておくと受診時に役立ちます。

受診の目安

生理不順や月経量の変化が一時的であれば、生活リズムやストレスの影響で起こることもあります。ただし、変化が3か月ほど続く場合や、出血量が明らかに増えた場合は、医療機関で相談する目安になります。自己判断で様子を見続けず、原因を確認することが大切です。

疲れやすさ、むくみ、寒がり、体重増加がある場合は甲状腺機能低下症が疑われます。動悸、発汗、手の震え、体重減少がある場合は甲状腺機能亢進症が関係していることがあります。生理の変化と体調不良が重なる場合は、甲状腺検査を相談してみてください。

検査の内容

甲状腺が関係しているかを調べるには、血液検査でTSHやFT4などを確認します。必要に応じて、FT3や甲状腺に関する自己抗体を調べることもあります。血液検査によって、甲状腺ホルモンの過不足を確認できます。

受診時には、生理開始日、周期、出血量、出血日数、症状が始まった時期を伝えると診断に役立ちます。婦人科の検査と甲状腺の検査を組み合わせることで、原因をより整理しやすくなります。記録を残しておくと、医師に変化を具体的に伝えやすくなります。

改善の可能性

甲状腺機能の異常が原因で生理不順や月経量の変化が起きている場合、治療によって月経の状態が改善することがあります。甲状腺ホルモンの不足や過剰を整えることで、排卵のリズムも安定しやすくなります。原因に合った治療を受けることで、体調全体の改善も期待できます。

生理の変化は、体の異常に気づくきっかけになることがあります。月経量や周期の変化が続く場合は、婦人科だけでなく甲状腺の検査も選択肢に入れることが大切です。気になる変化を早めに相談することで、適切な対応につながります。